
おはようございます。
今日も朝ごはんをモリモリ食べて満足なポケ美です。
ここでひとつ質問です。
皆さんは、今幸せですか?
はい、いいえ、どちらでもない
きっと様々な答えがあると思います。
5年前より、世界幸福度ランキングという形で、様々な国に住む人達の幸福度指数を表した指標がありますが、ご存知でしょうか。
155カ国の国を対象に調査されており
調査の際に参考にする要素は以下の通り。
一、1人あたりの国内総生産(GDP)
二、健康寿命
三、社会的支援
(困難時に信頼出来る人がいるか?)
四、政府や企業における汚職事件の頻度
五、人生における選択の自由、寛容性
六、社会の腐敗度
2017年、世界幸福度ランキング
トップは…
第1位:ノルウェー
第2位:デンマーク
第3位:アイスランド
北欧勢が強いですね。
今年1位に輝いたノルウェーは、日本と国の面積がほとんど変わらない国(38.6万㎢)で人口はおよそ日本の半分、国が揺りかごから墓場までを第一優先として見てくれるので、税金は世界一高いですが、福祉モデルとして有名です。
将来の生活の心配をしなくても大丈夫であることが、高く評価されているようです。
GDPも大変高い国でもあります。
そして、私たちの住む日本はというと…
日本の順位は、51位/155カ国(2017年)という結果でした。
ちなみに、昨年は53位、一昨年前は46位でした。経済大国と呼ばれる国でありながら、幸福度はあまり高いとは言えません。
GDPと高齢者社会の影響が、結果の大きな要因とも考えますが、どうせ生きるなら幸せに生きたいな、とそう私は思うのです。
そもそも幸せとは?生きるとは?
幸せだろうな、と思う瞬間を考えてみました。
好きなものを食べる瞬間←私はこれが一番かも?
欲しかった物を買えた時
友達と遊んでる時
お笑い番組を見てる時
寝てる時
お風呂に浸かっている時
お酒を飲んでいる時
結婚が決まった時
たくさんの幸せが溢れていますね。
ご飯、美味しいんだからもっと幸福でいいじゃないか!日本!
というわけで、10年目の世界幸福度ランキングでは、初のTOP10入りを勝手に目指します!
【脱お豆腐メンタル!幸せな人生を掴む】
このシリーズでは、様々な理論、人物学などから長編シリーズとしてお届けしていきたいと思います。
大事な大事な第一回目は、わたしの大好きな東洋哲学の陰陽論から幸せな人生のヒントを学んでいきましょう。
それでは本題。
有名なことわざに【人生、楽あり苦あり】という言葉がありますね。
意味はそのまま、楽しいことも有れば辛いこともある。
人生は、ずっとどちらかだけではないよ、という教訓的な言葉です。
東洋の哲学では、これを陰陽論といい
この世にある全てのものは陰のもの、陽のものに分けることが出来るとされています。
例えば、朝と夜、光と闇、表と裏、男と女
のように、それ1つでは存在することが出来ず、陰と陽とが交わりあって始めて一つの事象や物となるもので、この陰陽が互いに平衡関係にある状態が良いとされています。
さらに、詳しく分けてみましょう。
【陽のもの】
光、表、火、男、上昇、興奮、夏、熱、軽いなど
【陰のもの】
闇、裏、水、女、下降、冷静、冬、寒、重いなど
このように見ていきますと
陽のものは、あったかい、プラス、上昇性、外向的なイメージで
陰のものは、陽とは反対の冷たい、マイナス、下降性、内向的なイメージが出てきたかと思います。
この陰と陽は、互いに対立しつつも、互いに依存し合う関係であり、絶えず微妙に変化を繰り返しながらバランスを取っています。
陰陽の変化をみていきましょう。
一、陰と陽は、静止・不変状態ではなく、互いの力関係に基づいて変化している。=陰陽消長、拮抗律とも言います。
(例)時間帯を例に考えてみます。
朝から夜に変化するのも、朝からいきなりパッと真っ暗な夜に変化しないように、互いの力関係に基づき、朝→昼→夕方→夜と変化し、それを繰り返します。
朝→夜は、陽消陰長であり
夜→朝は、陰消陽長である。
二、片方が旺盛になると、もう一方は必然的に衰退しバランスを取ろうとする。=陰陽制約、提携律とも言います。
(例)晴れと雨で例えてみましょう。
ずっと天気が晴れだとしたら、日照りが続き、土はカラカラに渇き、農作物は育たず、自然界のバランスが崩れます。
逆に、ずっと雨でも、土は水浸しのままで、日が照らないので、これもまた農作物は育ちません。
晴れと雨が正常なバランスで、晴れたり、雨が降ったりするからこそ、自然界のバランスが保たれます。これが、陰陽制約です。
三、片方が極まり、もう片方に転ずる。例えば、陰極まれば、陽に転ずる。陽極まれば、陰に転ずる。=陰陽転化、循環律とも言います。
(例)季節で例えてみましょう。
季節の中で、夏至が一番陽が極まる時です。しかし、この夏至を境に、『陽極まって陰に転じる』=陽消が始まり、陰長していきます。
逆も然りで、陰が一番極まるのは冬至であり、冬至を境に『陰極まって陽に転じる』=陰消が始まり、陽長していきます。
これが陰陽転化です。
四、陰の中の陽、陽の中の陰といった形で、陰と陽それぞれの中にも、陰と陽が存在する。または、陰陽の段階を表す。陽の中の陽、陰の中の陰=陰陽可分、交差律とも言います。
(例)こちらも季節と暦で例えてみましょう。
◎春と夏と秋と冬
春と夏では、春は陽中の陰であり、夏が陽中の陽となる。
さらに、暦で説明すると
暦の上での春は、2月4日(立春)〜5月5日までであり、春の中での陰と陽は2月は陽中の陰、5月は陽中の陽ということから
このように事物は陰と陽に無限に仕分けることが出来る。これが、陰陽可分です。
少し難しいお話しになってしまいましたが、陰陽論は自然界の基礎であり、そうなるようになっているという原理原則の理論ともいえます。
どんなに現在悩み、苦しみ、辛くても、やがては陰→陽へと変化していきます。
また、陰陽可分にもあるように、楽しい中にも陰があり、辛い中にも陽があります。
このように、目先の陰と陽に囚われず、長期的な目線で物事を見ることが出来るようになりますと、その場その時の感情に振り回されることなく、穏やかでいられます。
ただ、ここで間違えてはいけないのは
陽はいいもの、陰が悪いものと善悪二元論で考えてしまうことです。
陰陽論は、どちらがいいとか、どちらが悪いという考え方はしません。
陰と陽が2つあって、初めて存在しえるのだからどちらとも必要なのです。
陰が無ければ、陽も無い、これを無極といいますが、いわば何もない無です。
最終的には、陰も陽も与えられているものだと気づけるかどうかかなと思うのです。
生きることを陽、死ぬことを陰とした時
もしも、死(終わり)のない、生があったとしたら、きっと私は頑張ろうという気持ちを持つ意味もタイミングも見出せる自信がありません。
そもそも、終わりのない生に、生きてる実感なんて得られるのだろうか。
きっと無味乾燥な何かに変化してしまうんだろうなぁ。
死という終わりを与えられているからこそ、限りあるからこそ、大切にしようと出来ると思うのです。
一見嫌なことも、苦しいことも、辛いことも、全て与えられているもの。
そして、それは乗り越えられるようにも出来ており、自分の今持つ苦しみは、きっとこの長い歴史の中に同じような経験を持つ人も五万といると思う。
だから、大丈夫なんです。
乗り越えられるんです。
陰が極まりきって、振り切れる瞬間が来れば、そこから陽に転じますから、それまでは思い切り泣いて泣いて泣きましょう。
読んでくださった方が、少しでも心がフッと楽になり、少しだけ幸せに近づけると本望です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。